運営しているもの

この記事は Bluesky / ATProtocol Advent Calendar 2025 の21日目です。

初めましての方は初めまして。ゆー(@usounds.work)と申します。色々なBlueskyやATProto向けのアプリケーションを作っていいます。

私は意図的にBlueskyとATProtoを使い分けています。これは少し前に海外の方が利用した例えなのですが、

用語	現実世界に例えると
ATProto	世界そのもの
Bluesky	アメリカ
DID	パスポート

と置き換えることもできます。もちろん厳密には違うのですが、この後の話がしやすいので、この記事はその前提で進めます。

ATProtoのすごいところは、とにかく自由なところです。アメリカ2のようにアメリカの完全コピーを作ることもできますし、アメリカの法律をパクって俺だけのアメリカを作ることもできます。

もちろん、アメリカなんて全く考えない、日本という国を作ることもできます。

それを元に、私が作ったサービスを宣伝させてください。

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開発者向けの情報はこの表現を使います

一般の方向けのサービス

Skyblur

https://skyblur.uk/

いわゆるネタバレを伏せた投稿ができるサービスです。昔はBlueskyもネタバレを伏せる機能の痕跡は存在していたのですが、日の目を見ることがなく消えさえっていましたので、自分で作ることにしました。

Skyblurの投稿データは、すべてATProtoに溜まっています。なので、「アメリカのようなSkyblurという国を作った」アプリケーションであると言えます。多くのユーザーさんにご利用いただいており、実はATProtoの世界における国の中で、アクティブユーザー数においては第5位となります。（2025年12月1日時点のUFOsにおける「Top app collections→this month」より）。第1位は当然の如く、Blueskyです。

もちろん、Skyblurをコピーした独自のアプリケーションを作っていただくことも可能ですし、オープンソースなのでいつでもSkyblurも修正が可能です。

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自分の国を作るには、そのドメインの取得が必要です。Skyblurであればskyblur.ukのドメインを取得しました

Blueskyへの自動投稿機能

自分の国を作ったものの、大都会Blueskyと連携した方が利便性も高いことは事実です。隣の国と連携することも非常に容易なATProtoですので、それを活かしています。

OAuth/PermissionSet対応

Skyblurはパスワードをアプリに入力しなくて良い、OAuthに対応しています。さらに、OAuthをさらに安心してご利用いただけるよう、必要な権限だけを使えるScopeにも対応しています。Scopeはさらに全世界で初めて（個人の感想であり、確証はないです）PermissionSetに対応しました。これはOAuthの認証画面がわかりやすくなるメリットと共に、万が一Skyblurの投稿機能を組み込んだOAuth対応のアプリケーションが作られる際にも、組み込みやすくなっています。

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PremissionSetは下記のステップで実装します

PDSにデータを作る。この指定でuk.skyblur.post, uk.skyblur.preferenceのレコードへのCRUD操作とuk.skyblur.post.encryptのAPI呼びだしが可能になります。なお、API呼び出しはPDSのバグ？で現時点ではaudは*を指定する必要があります
https://pdsls.dev/at://did:plc:4sm3vprfyl55ui3yhjd7w4po/com.atproto.lexicon.schema/uk.skyblur.permissionSet
データを作ったDIDを、NSIDのDNSで指定する。uk.skyblur.permissionSetで作った場合は、_lexicon.skyblur.ukでDIDを指定します
https://dns.google/resolve?name=_lexicon.skyblur.uk&type=TXT
OAuthのScopeにinclude:uk.skyblur.permissionSetを指定する
https://github.com/usounds/Skyblur/blob/21ba40575079b0bcb4b048e9553dea7d9e3ce2a5/frontend/src/types/ClientMetadataContext.ts#L8